1930年4月、リベル・デブラのエブロ川の河原で、ローラと呼ばれていたドロルスの遺体が発見された。彼女の最後の恋人であるボアダと、村の医師ラムセスはこの事件の捜査に乗り出し、ローラの人生をたどり始める。エブロの川辺での貧しかった幼年期、そして村を出て19世紀末の近代化しつつあるバルセロナへ。貧しいソモロストロ地区からリセオの豪華なサロンに至るまで、ひとりで身を立ててきた女性の人生のさまざまなシーンを彼らはつなぎあわせていくが、彼女は30年間隠し通してきた恐ろしい秘密を持っていた。