ラモン・ベソラは、長い道程を経て、この心あたたまる、みごとな詩集を書くに至った。本書は、言葉と、言葉から始まる詩的な遊びとの、長きにわたる恋愛関係の成果である。選びぬかれた最小限の言葉と韻文の中に、音、匂い、季節の色、遊び、オノマトペ、メタファーの利用、芸術の楽しみなど、人生のさまざまなニュアンスが凝縮されている。