我々の思考は今も他からの干渉を受けずに残っている最後の領域だ。しかし、その我々の脳を占領して思考を操ろうとする数々の用意周到な攻撃が存在する。しかも、その攻撃には最新の技術と一流の専門家がバックについている。世論を操ろうとする者たちは、自分たちの思い通りに物事を動かすため、人々に特定の感情を一定の割合で的確にもたらす方法を既に把握している。本書が目指すのはその真逆だ。不動の真実と思われるものも実はそうではないことを示すのである。統制、国際機関による操作、学術機関、マスコミを通して、世界の真の支配者(資本主義体制を操る者)は、我々が真の現実を発見しないよう夢物語を作り出したのだ。