著者は、ギフテッドであることをいかに、問題ではなく長所にできるかを説明する。というのも、ギフテッドはしばしば問題となるからだ。子ども自身にとっても、両親や一般の教育者たちにとってもそうで、教育者たちは、このような子どもたちに必要な配慮をするための知識も時間もない。またこれは、公衆衛生の問題でもある。なぜそのような症状が現れているのか、その背景まで見通すことができず、ギフテッドの子どもたちが異なる障害と診断されるケースがよくあるからだ。感情的、社会的、教育的トラブルによって、学校中退、職業的挫折、深刻な家庭問題や心身の疾患を引き起こすことも非常に多い。