1273年、最後の偉大なハーンにして中国元朝最初の皇帝である恐るべきジンギス・カンの孫、フビライ・ハーンは日本列島を侵略することに決める。自らの指揮のもと世界を統一するのが彼の夢だ。フビライ・ハーンの軍隊にファンがいた。博識な中国人で、ハーンの軍隊が帯同する軍用機器と包囲の専門家であり、新しい征服地の管理を担当することになっている。一方、日本を防衛する者の中にニョゲンがいた。仕える大名に忠実な勇敢なサムライで、武士道の神聖な規範で生活を律している。距離は近いが根本的に異なる2つの世界を代表するファンとニョゲンは、それぞれの主君を守るために対峙することとなる。中世の日本、日本人とその慣習を描く壮大な物語。芸者、侍、戦士、賢人や天皇が住む世界で冒険が始まる。