1913年、エルサルバドル大統領マヌエル・エンリケ・アラウホは、野蛮な農民グループにマチェテ(山刀)で切り殺される。彼らは誰を殺しているのかさえよくわかっていなかった。首都中心の公園で起きたこの流血の事件の中で、アラウホ大統領を銃で負傷させる任務を負ったエルサルバドル軍の元将校も、農民グループと共に捕まった。農民たちは裁判を受けることもなく、大統領暗殺の10日後、軍により銃殺された。元将校は、独房で自分の拳銃で自殺をしているのを発見されたが、それに驚いた国民は少なかった。数週間が経ち、真の暗殺者についてのうわさが流れ始める。もしかするとエルサルバドルの富豪ファミリー(アラウホ自身も裕福なコーヒー農園主だが、コーヒー栽培税を増税し、他の農園主たちの大きな怒りをかっていた)、嫉妬した夫たちなどの共謀ではないか。