思春期を経て大人になっていく過程の女の子によりそっていこうと生まれた本。詩的な文章とぴったりのイラストで、リアルで自然な女の子像を提示する。私たちの社会や文化が喧伝する、性別を過剰に意識した女の子像ではない。もっとやせていてもっとくびれた、今とは違う体になりたい、そんな願望を助長する本ではない。本書の目的は、無条件で自分を愛せるように手助けすることだ。ごく小さなうちから、ありのままではだめとおしりをたたかれる社会、男に選ばれるための服を着て化粧をした少女の広告があふれる社会では、それは至難の業だ。自分の心に従って本当の自分になれば、女の子は強くなれる。これはすべての女性のための本だ。子どものころの心の傷を癒すのも手伝ってくれる。