若き日のエドガー・アラン・ポーが養子縁組した家族と住む葬儀屋から2ブロック離れたボストンのモルグ街で、ふたりの女性が惨殺される事件が起きた。隣人のひとりが不当に容疑を受けると、ポーは警察でその無実を証明する。事件を担当するデュパン警部はホルマリンの入ったガラス瓶に入れられていた黒ずくめの服の死人の眼球に驚くとともに、隣人の無実を証明したポーの明晰さにも舌を巻く。真犯人をみつけるため、デュパン警部は彼に捜査チームに入るよう依頼。真犯人を突き止めれば、ポーは認められるだけでなく、実の父親を捜すために兄弟とダブリンに出掛けられるだけの報酬を得ることができるのだった。