月、惑星、星座が、自然やわれわれの住む世界に与える影響については、時代を問わず、誰もが耳にしたことがあるのではないだろうか。地球の衛星である月が潮の満ち引きや天候だけでなく、人間の行動や、動植物の生態にも影響を与えるのを、実際に見たり何かで読んだりしたことがあるはずだ。地上のあらゆるものへの天体の影響は現実に存在し、否定できない。しかし、最も驚くべきことは、われわれがそれを利用できるということだ。耕作への応用は、まさにその最も古い用法のひとつである。本書では、われわれの栽培する作物や庭、都会の小さなバルコニーの植物が、天体の力を借りていきいきと成長するよう、簡単に利用できるコンセプト、アイデア、テクニックを紹介している。星を味方につけて、驚きの世界に足を踏み入れてみよう。