Laure Merle d'Aubigné (A.C.E.R. Agencia Literaria)
アセル著作権エージェンシー
エージェント
スペインの作家の著作権を扱う。我々はスペインの新しい文学の価値とその国際性を信じている。スペイン文学には、まだ発見されるべき多くの作家たちがいると確信している。
ひとりの女が夫を精神病院に入院させた後、列車でマドリードへ帰るときのこと、列車の中で見知らぬ男に、彼の人生の話を聞きたくないかといきなりたずねられる。男は先刻の精神病院で働いている精神科医。患者の語ったことや書いたものを通して人格障害を研究しているという。その文書が入ったファイルを、男はたずさえていた。ところが、男は途中駅でしばしホームに降りたときに列車に乗り遅れ、ファイルは女の手に残される。こうなると、読者は女とともにファイルの中身を読みたくてたまらない。創意にあふれた患者たちの物語が、セルバンテス的手法の見事な円環構造の中で展開していく小説。
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文学
列車で旅する利点
Ventajas de viajar en tren
アントニオ‧オレフド
Antonio Orejudo
Laure Merle d'Aubigné (A.C.E.R. Agencia Literaria)
団結、広告芸術、そしてインターネットから派生したニューテクノロジーが、このいやらしいほど現代的な小説Ejército enemigo(敵軍)の戦場である。 サンティアゴは落ち目の広告マン。気が滅入る町に住み、上流階級の友人たちが参加する社会運動をシニカルに眺めている。そのうちの一人が死んだ時、彼はサンティアゴに一通の封筒を残していった。サンティアゴはそれによって亡くなった友人の本当の人生を発見し、後戻りのできない危険な道を進み始める。 本書は、現代の大きな社会問題に真っ向からとびこんでいく。政治議論の不毛、社会行動とメディアの反響の間の混乱、倒すべき敵の消失など、挑発的な文章で、社会の不愉快な側面を決然と浮き彫りにする。
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文学
敵軍
Ejército enemigo
アルベルト‧オルモス
Alberto Olmos
Laure Merle d'Aubigné (A.C.E.R. Agencia Literaria)
たぐい稀なある饗宴の歴史。1972年11月。ルイス=ブニュエルはロサンゼルスにいた。ジョージ=キューカーはブニュエルを食事に招待したが、彼にはほかにどんな招待客がいるのかは知らせなかった。やって来たのはムリガン、ワイラー、ワイズ、カリエール、シルバーマン、ウィルダー、スティーブンス、ヒッチコック、マムーリアン。フリッツ・ラングは参加できなかった。ジョン・フォードは写真を撮る前に帰った。映画の巨匠がこれほど勢揃いした写真は、後にも先にもないだろう。
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