Las afueras S.L
ラス・アフエラス
出版社
ラス・アフエラスは、文学は空間であり、読書はその限界の探求と捉えている。当社の書籍が、文学空間のマージンや隠れた部分を漂流するための読者への招待状となることを、私たちは願っている。中心――確立した文学ばかりで、新刊の独壇場で、ひたすら商業的利益を求める――から逸脱し、「郊外(ラス・アフエラス)」へと導く標識のような書籍。そこは、未踏の景色を発見し、予期せぬものに身を委ねられる広大な領域だ。
なぜなら、多くの点で、読むことは歩くことと似ているからだ。だからこそ、あらゆる領域に広がった生のはかなさにあらがい、あてもなくさまよう人の歩みに似た、一時活動を中断した読書の時間の価値を見直したい。
私たちは、多様で批判的な出版の促進を目指す。そのため、利益の論理に支配されている現在の出版界では受け入れられにくい物語を読者に提供する。このような姿勢を持つのが自分たちばかりではないことを私たちは知っている。文学の文化的、社会的、民主的な機能を放棄していない出版社はほかにもある。書籍への熱意を伝え続ける書店員や図書館員も今なお見つけられる。しばしば対立する現実に対し、異なる視点で、異なるアプローチをする読者は多い。そういった読者をみな、ラス・アフエラスをめぐる散歩に招待したい。皆さま、ようこそ。


