/

/

Editorial Anagrama

Editorial Anagrama

アナグラマ‧エディトリアル

出版社

CIF

A58134388

所在地

C/ Pedro de la Creu 58, 08034. Barcelona (España)

ウェブサイト

文芸と視聴覚ソフトの制作、その販促活動と国内外の流通経路の開拓を行う会社。

この小説が語る物語は、まったくありえなさそうだが、実際に起きたことだ。一流の国際的美術館、レイナ・ソフィア美術館は、1986年開館にあたって、北米の有名彫刻家、リチャード・セラに作品を依頼した。だが、38トンもある彫刻作品が、ある日突然……煙のごとく消えた。本書は、ノンフィクションと記録文学とナンセンスの間をいきながら、スリル満点に事件を再構成し、さまざまな疑問をわきあがらせる。なぜそのようなことが起こりえたのか、なぜコピーがオリジナルとなったのか、現代美術における芸術とは何か、消えた鋼鉄製の彫刻がある日いきなり現れることがありうるのか。これらの疑問にこたえようと、リチャード・セラ本人を含む、さまざまな人物の声が集められた。不可解な消失が、傑作へともちあげられる。

詳しく見る

文学

傑作

Obra maestra

フアン・タリョン

Juan Tallón
Editorial Anagrama

ふたりの出会いは公園だった。もう直ぐ14才になる少⼥カシとかなり年上の男性エル・ビエホ。この偶然の出会いはその後何度も繰り返されることになる。彼⼥は学校の強制から逃げているうえに周りの⼈々と交流できずにいる。⿃を眺めることやニーナ・シモンの歌を聴くことが好きな彼は仕事がなく、複雑な過去を引きずっている。世間からはじき出され傷ついたふたりは、不適切で世間からは認められない、疑わしい関係を築いていく。⼈々の推測が真実かどうかは別として、無理解や拒絶反応を引き起こす関係だ。読者をはぐらかし、強迫観念を抱かせ、居⼼地の悪さを感じさせるようなストーリー。しかしタブーや⼤⼈の世界へ飛び込む恐怖、社会的規範に順応することの難しさなどが克明に描写され、読者を引き込む不思議な⼒を持った小説だ。

詳しく見る

Sara Mesa著『Cara de pan』の表紙
文学

パン顔

Cara de pan

サラ‧メサ

Sara Mesa
Editorial Anagrama

生と死の境界に位置するパライソ・アルトは類まれな巡礼地で、自殺者を不思議にひきつける廃村。そこではかかしのような恰好をし、無声映画のコメディアンさながらの無邪気さとぎこちなさで行動する男が、天使(そして墓堀り人)の務めをしている。両手で歩く女の子、老人ホームから逃げ出した年老いた魔術師、ポルノ女優、ニーチェ風の髭をたくわえたウェイター、探偵のような風貌の書店員、フルート奏者、酔っ払いピエロ、脱走兵、メランコリックな道路清掃人、車いすの双子...自殺者たちが村の通りで不気味なパレード。何度も何度も同じ歌を歌うその天使に先導され、彼らは精神錯乱と隣り合わせの死のダンスを踊るだろう。

詳しく見る

文学

パライソ・アルト

Paraíso alto

フリオ・ホセ・オルドバス

Julio José Ordovás
Editorial Anagrama

ビーチが安らぎの場所だった時代があった。究極の観光の時代にあって旅行者は別のスリルを求めている。ロック・グループ「ロス・エストラディタブレス」の元メンバー、マリオ・ムリェールは、カリブ海に妄想めいた可能性を見いだす。「恐怖の悦楽」だ。 彼は巨大なサンゴ礁の海岸に、コントロールした危険を提供するリゾート「ラ・ピラミデ」を建設する。だがやがて、ひとりのダイバーがアクアリウムの水槽の前で死んでいるのが見つかる。 ムリェールは宿泊客の性格を知っている。毒グモを育てている者、ロシアン・ルーレットに興じる者、マヤの生贄儀式を現代に復活させたがっている者。そして岩礁では、きゃしゃな魚が尖った岩の間を泳ぐ。 人生に強烈な刺激を求めた結果、生じるダメージについての考察。読者を夢中にさせるこの小説で、フアン・ビジョーロは新しいエコロジーを描く。気候変動がホテルを空っぽにするが、資金洗浄が幻のエンポリウム(交易の中心地)としてホテルを生まれ変わらせる。 しかし、Arrecife(岩礁)は、友情と愛と解放の物語でもある。

詳しく見る

Juan Villoro著『Arrecife』の表紙
文学

サンゴ礁

Arrecife

フアン‧ビジョロ

Juan Villoro
Editorial Anagrama

いつも夏を過ごす小さな村へトマスが家族と一緒に行ったとき、青年期特有の彼の緊張感は後戻りできないところに達していた。突然、ひとつながりになってさまざまなことが起こる。性と暴力への目覚め、死、違反… トマスは知性が行動におきざりにされてしまっているのを閃光のように悟るが、勢いにさからえず、とうとう自分で自分を許せない行為をするにいたる。そしてその時、自分を裁き、許してくれる唯一の人の前に座らなければならないと感じるのだった。 暴力的でどっちつかずで無防備な若い年代を巧みに描いた、価値ある小説である。

詳しく見る

Andrés Barba著『Agosto, octubre』の表紙
文学

8月、10月

Agosto, octubre

アンドレス‧バルバ

Andrés Barba
Editorial Anagrama

この小説は、現代のバルセロナに住む若い女性の物語である。一人称で、ジョイセンの「ある日の出来事」風に語られる。30歳を目前にした世代の矛盾に直面し、同年代の両親が経験した現実とはまったく異なる現実を生きていることに気づいた少女の波瀾万丈を描いている。語り手は不安定な仕事に就いており、結局は解雇される。ポストモダンのリバタリアンの論理のレンズを通して見れば、失敗に終わる恋愛に巻き込まれ、親しい友人関係が揺らぎ、これらすべてによって、彼女は平衡感覚を見出すのが難しいことに気づくだろう。

詳しく見る

文学

優待消費

Consum preferent

アンドレア‧ヘノバルト

Andrea Genovart
Editorial Anagrama