(9番目の)芸術への愛で結びついたぼくたちは、2004年から将来有望で若い著者たち-と、それほど若くはない著者たち-の作品を出版してきた。現状の出版市場が完全な飽和状態なのは承知しているが、ぼくたちのもとに届いた素晴らしい(グラフィック)ノベルを、読者と分かち合わずにいられるだろうか? 紙とインクでできたこれら珠玉の作品を最大限良心的な価格で、決して手を抜かずに求められる品質を提供できるよう、それぞれの本ごとに工夫を凝らしている。2008年、父親になったぼくたちは、当社の出版物が子どもを置き去りにしていることに気づいた。なんて不公平だ! そこで子どものためのコミックシリーズ『Mamut(マムート)』が生まれた。それから約10年経った今も、出さなきゃいけない本がたくさんある! コミック、漫画雑誌、グラフィックノベル、漫画、バンドデシネ、好きなように呼んでくれてかまわないが、ぼくたちは絵を愛し、物語を愛し、その両方が混ざったものがこれからもずっと当社のDNAでありつづける。