イグナシオ・ビダル-フォルク。小説家、ジャーナリスト。短編集Amigos que no he vuelto a ver(会わなくなった友人たち、Anagrama、1997）、Más lejos y más abajo（より遠くより下に、1999、最も優れた短編集に贈られるNH賞受賞）、Noche sobre noche(夜のち夜、Destino、2009）を出版。小説はNo se lo diga a nadie（誰にも言わないで、Anagrama、1987）、La libertad（フリーダム、Anagrama、1996）、La cabeza de plástico（プラスチックの頭、Anagrama、1999）、Turistas del ideal(理想を旅する人たち、Destino、2005）、Contramundo（反世界、Destino、2006）を出版。鋭い観察力と洗練された知性を感じさせる評論にBarcelona:Museo secreto（バルセロナ：秘密の博物館、Actar、2009）、自身の日記から抜粋した、ユーモラスで憂いをおびた視線を持つコメントを集めたLo que cuenta es la ilusión（大切なこと、それは希望、Destino、2012）がある。本書は最新作。