エレナ・ポニアトウスカは1932年パリ生まれ。本名はエレーヌ・エリザベス・ルイーズ・アメリ・パウラ・ドロレス・ポニアトウスカ=アモール。米国で学業を修め、今では伝説となっているが、ジャーナリストとして働きはじめる。代表作は『トラテロルコの夜 メキシコの1958年』(藤原書店、1971[2005]年)。文学ジャーナリズムは彼女が最も力を入れているジャンルで、Todo México (メキシコの全て 1991-1999)7巻におさめられている。著書は多く、受賞多数。マサトラン賞を2度受賞、アルファグアラ賞小説賞、ロムロ・ガリェゴス国際小説賞、ビブリオテカ・ブレベ賞の他、ジャーナリストとしての仕事でも多くの賞を受賞。多くの大学から名誉博士号を受けている。エレナ・ポニアトウスカは、ラテンアメリカの文芸とジャーナリズムが生んだ、決して欠くことのできない、最も力強い声のひとり。