バネサ・ペレス=サウキリョ(1978年マドリード生まれ)は、スペインの新しい世代を代表する詩人。詩集に、Climax Road(クライマックス・ロード)、Bajo la lluvia equivocada(過ちの雨の下で)、Invención de gato(猫の発明)、Vocación de Rabia(激怒の資質)、Estrellas por la alfombra(絨毯の星)がある。スペイン国営ラジオ批評眼賞、マドリード自治州若手芸術賞をはじめ、さまざまな賞を受賞。作品は多くのアンソロジーに収録されている。児童文学の著作は本書の他に、絵本¡Pobre mamá!(ママかわいそう!)がある。ほかに、ドキュメンタリーEl poeta: conciencia y tierra(詩人:意識と土地)の制作やBajarse en marcha(進行中に降りる)の詩的な脚本の執筆を手がけ、短編映画Hada(妖精、2001年)の制作ディレクターを務めた。スペイン語文献学士およびフランス文学修士で、長く編集長を勤めた。現在、さまざまな修士課程で編集の授業を担当し、多数のフィクション作品を翻訳している。