ダビッド・ヒメネス(1971年バルセロナ生まれ)は北朝鮮、シリア、ミャンマーなどを含む30カ国以上の国々でレポーターとして活動してきた。世界的に影響を与える力を持つジャーナリストと目されている。執筆した本は6カ国語ほどに翻訳されており、その中にはエルムンド紙を指揮運営していた時の記憶を綴り、ベストセラーとなった『El director(ディレクター)』もある。また、ビアヘス・カミノ・デル・シド国際文学賞受賞作の『Hijos de Monzón(モンスーンの子どもたち)』、『El lugar más feliz del mundo(世界で一番幸せな場所)』、アフガン紛争の取材に着想を得た『El botones de Kabul(カブールのベルボーイ)』も出版。著者はハーバード大学のニーマン・フェローであり、ジャーナリストたちにとっては師匠、そしてニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストの顔も持つ。実際の出来事をヒントにした本作品は、最も美しく悲しい実在の国へ読者を連れ出し、秘められた戦争ジャーナリストの世界を明らかにする。