幼い子どもにとって、福音書を理解するのは難しい場合がある。そこに出てくる用語や場面、登場人物は、大人の世界やイエス・キリスト特有の文脈になじむよう想定されているからだ。数年前からRezandovoy(レサンドボイ、「祈りながら私は行く」の意)のグループは毎週日曜日、主日の福音書を子ども向けにアレンジしたミサを行っている。本書にはマルコによる福音書の文章を集成。イラストのおかげで読者がその場面を楽しみ、大人も童心に返って真理を直観することができる。この試みの意図は、様々な教育や子どもの相手をする場面で親世代、伝道士、教育者に役立つ資料を提供することであり、イエス・キリスト及びその友人について学ぶ術を身につけるためのものである。