ベッドタイムの母と子の対話の本。だがこれは、日中いつでもどこにでもある親子のやりとりではない。この本には、小さな子どもに自分の呼吸に意識させるための様々なエクササイズがわかりやすい図解とともに集めてあるからだ「ママ、今日はねむれないよ!」「どうして?」「わかんない……おちつかなくて、頭の中でぐるぐる考えごとをしちゃうんだ」「息をする方法をおしえてあげようか?」「息のしかた? そんなのもう知ってるよ!」「でも、どうやって息をしているか、ゆっくり考えてみたことある? どこから空気が入って、どこから出るのか、ふくらむのはお腹なのか胸なのか、ゆっくりと吸ってるのか、急いで吸ってるのか……」