レンズまめの女王はレンズまめが好きではない。目の前に大きな皿を置かれた女王は、全部食べなさいとパパに言われた。しかも弟は何もかも床にほうり投げ、ずっと泣き続けている。もううんざり! ところが、運良く遠い国からマトリョーシカが、女王への贈り物を持ってやってきた。マトリョーシカたちはお腹がすいているに違いない。世界を広げたり、より人間的な世界をつくったりするツールとしての遊びやお話作りについての、小さい人とそれほど小さくない人のためのお話。