マルコス・ベーは、自分で漫画の技法を身に付けたガリシア人作家で、主にミステリー、アドベンチャー、ファンタジーものの作品を発表している。大人向けの作品はリアルで細部にまでこだわった劇画調、ユーモラスな作品はシンプルで軽いタッチ、というふうにまったく異なるスタイルで描き分けるのが特徴だ。絵や物語の創作はずっと続けていたが、プロデビュー作は2013年に出版された初の長編漫画『Las aventuras de M&M, El caserón del acantilado (M&Mの冒険、崖の上の豪邸)』。それ以来、「エイ!」や「エクセへシス」などの雑誌で絵を描き、バイーア、エディヌメン、テベオックスなどの出版社とも仕事をするようになった。現在はイラストの仕事を受けながら、冒険物語『M&M』の続編制作など自身のプロジェクトも進めている。