ご存じだろうか。女児は6歳にして男児よりも頭が悪いと感じ、大学では男子学生は女子学生の能力を過小評価していることを。これらのすべては社会通念にとらわれた結果に他ならない。遊びや文化的環境が女の子、男の子それぞれの行動、表現、かかわり方に「〇〇すべし」という影響を与えている。子どもは性別に縛られることなく自由に感じ、表現し、行動したほうが良いのではないか。公の場で男女平等を擁護できる良心と決意を持った子どもたち、従来の考え方を超越した思考能力を持ち、テレビや映画、本、SNSなどで頻繁に見受けられる様式に影響されない子どもたちが必要とされる。公正かつ平等主義社会を形成していくうえで、子供たちは力強く、公平で、連帯感を持ち、幸福であるべきだ。その達成にはフェミニズムの環境の中で教育する必要性があると訴えた本。