1956年バルセロナ生まれ。バルセロナとマドリードの音楽学校で学び、イタリアのフランコ・フェラーラ、ドイツのセルジュ・チェリビダッケ、米国のレナード・バーンスタインに師事し、オーケストラの指揮法を修得した。長年にわたりスペインその他の国々のオーケストラを指揮し、現代の偉大な作曲家の初演を数多く手がけてきた。スペインにおける現代音楽の普及に最も貢献している人物のひとりでもある。2015年には初の著書となる『La Música de la Memoria(記憶の音楽)』を発表。同作は、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、リスト、ワーグナー、マーラーの人生と作品を一人称で紹介したもので、多くの読者を魅了した。2017年に小説『Los prisioneros del paraíso(楽園の囚人たち)』、2019年に本書『Yo, Gaudí(私、ガウディ)』を出版。最新作は、大作曲家バルトーク、シュトラウス、ショスタコーヴィチ、シェーンベルクの人生をテーマとした四部作の小説『Cuarteto de la Guerra(戦争四重奏曲)』。