フィデル・デ・トバールは、バルセロナ文芸クラブで小説を、写真・記録メディア専門学校CFDでドキュメンタリー写真を学んだ。日本文化に魅せられ、2013年に日本の桜に関するフォトルポHanami(花見)を制作。このフォトルポは、ピエルデフォト誌の最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、日本のトレンドを伝える雑誌エイキョウにも掲載された(2014)。2016年には『Arashiyama, la montaña de los deseos(嵐山、欲望の山)』の脚本を手がけ、漫画家ダニ・ベルムデスと共に第11回ノルマ出版マンガコンクールで優勝。同作品は2017年に出版され、アニメ・マンガの大手ポータルサイトRamen para dos (ラーメン二人前)のコンクールRameneos 2018で、最優秀スペインマンガ賞を共同受賞。現在は、フランスのコミックやマンガのエディトリアルデザインや翻訳と並行して、漫画家ダニ・ベルムデスと共に新作制作中。
ダニ・ベルムデスは、日本語と日本文化を愛し、映画とビデオゲームに強い影響を受けた。リョッジャ高等デザイン美術学校で美術を、ジョゾ・コミック・ビジュアルアーツ専⾨学校でイラストを学んだ。2005年、ラインマガジン誌に初のマンガ連載『Onegai Señorita(おねがいセニョリータ)』を発表。レトラブランカ出版発行の『Let’s Cook!(料理しよう!)』(2012)及び『Olympics(オリンピック)』(2013)というふたつの共同作品に参加。2017年には、ノルマ出版のマンガコンクール優勝作品『Arashiyama, la montaña de los deseos(嵐山、欲望の山)』を出版。この作品は、単独漫画家として、フィデル・デ・トバール(脚本家)と共作した最初の作品。ふたりはアニメとマンガの大手ポータルサイトRamen para dos (ラーメン二人前)のコンクールRameneos 2018において、最優秀スペインマンガ賞を共同受賞。同作品で、ダニは、Héroes manga Madrid 2018(マドリード・マンガサロン2018)において、最優秀スペイン漫画家賞を受賞。
現在は、さまざまな出版社で作品デザインとレイアウトを担当しながら、フィデル・デ・トバールとの次のマンガプロジェクトに取り組んでいる。