1971年サン・セバスティアン生まれのリカルド・アリアは、チェスと文学に愛情を注ぐ。勉学を続けるためにチェスの国際トーナメントに出るのをやめ、バスク大学の化学科を卒業した。現在は科学者として働き、家族と共にバルセロナで暮らす。ノワールの熱心な読者だが、密かに創作をし、引き出しにしまってあった原稿を世に出すことにした。『ドラゴンの宮』は「十二宮三部作」の1作目。