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Paul Pen

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Paul Pen

パウル・ペン

作家、脚本家。『El brillo de las luciérnagas(ホタルの輝き)』や『La casa entre los cactus(サボテンの間の家)』をはじめとする7つの小説と数点の短編集の著作がある。英語に翻訳された作品は、Amazon USAのベストセラーランキングで上位を占め、販売部数は20万部を超えている。彼のデビュー作『El aviso(警告)』は2018年に映画化された。また、自身が脚本を手掛けた『La casa entre los cactus(サボテンの間の家)』の映画は2022年に公開された。脚本家として、Netflixのシリーズ『アルマ』の制作にも携わった。最新作『A un lado de la carretera(道の片側)』で、スペイン文学界で特に個性的な声を持つ作家としての地位を確固たるものにした。個性的な登場人物と独創的なプロットを巧みに融合させた彼の作品世界は、歪んでいるが同時に心を打つ、緊張感とドラマに満ちた物語を生み出し、読者の心にいつまでも残る。

僕は10歳で、生まれてからずっとこの地下室で過ごしてきた。両親、祖母、姉、兄と一緒に暗闇の中で暮らしている。みんな火事で顔がひどく変形してしまっていて、姉さんは火傷を隠すために白い仮面をつけている。姉さんの顔を見たら僕が怖がるかもしれないとパパが言うからだ。僕はサボテンが好きだ。僕は昆虫の本を読むのが好きだ。天井の隙間から差し込む唯一の太陽の光を何時間も触っているのも好きだ。でも、姉さんが赤ちゃんを産んでから、みんなの様子がおかしくなる。誰がその子の父親なのか、夜中に待ち伏せているコオロギ男は誰か、僕が生まれる前に何が起こったのか、なぜ僕たちがここに閉じ込められているのかについて、みんなは僕に嘘をついていると思う。でも僕にはホタルがいる。数日前に地下室にやってきたホタルを僕は瓶に入れた。おばあちゃんが言うように、自ら光を作り出すことができる生き物ほど魅力的なものはない。その光は、外の世界を知りなさい、逃げ出して、何が起こったのかを発見しなさいと僕をそそのかす。けれども、あいにくここでは全てのドアが閉ざされていて、どこに出口があるのか分からない...

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Paul Pen著『El brillo de las luciérnagas』の表紙
文学

ホタルの輝き

El brillo de las luciérnagas

パウル・ペン

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Dos Passos Agencia Literaria
Paul Pen著『El brillo de las luciérnagas』の表紙
文学

ホタルの輝き

El brillo de las luciérnagas

パウル・ペン

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