パブロ・アランダは、スペイン文献学士で、疲れをしらぬ旅人。さまざまな職業につき、精神病患者のコーチ、犯罪を犯した少年の教官、オラン(アルジェリア)大学でのスペイン語講師などをつとめてきた。2003年プリマベーラ賞最終候補となった小説La otra ciudad(別の町)を刊行してからは、小説と、さまざまな出版物のコラムや旅行記事の執筆に専念している。Desprendimiento de rutina(ルーチンをはずれて)で第1回ディアリオ・スール短編小説賞を受賞。他にEl orden(秩序、2004年)、 Ucrania(ウクラニア、2006年)など。本書で、2011年に第2回マラガ市児童文学賞を受賞。