1854年アイルランドのダブリン生まれ。その才能と社会風刺で有名な作家、詩人、脚本家。名門オックスフォード大学でギリシア古典を学び、最高の評価を得て卒業。さらには古典詩に関する賞も複数受賞。研究に勤しむ傍ら、欧州を旅し、様々な新聞や雑誌上で詩を掲載。1879年に永住を決意したロンドンで結婚し、2児をもうけて、成功を収めることになる初期の作品『カンタヴィルの幽霊』(1887年)、『幸福な王子』、『ナイチンゲールとばら』(1888年)、小説の代表作『ドリアン・グレイの肖像』(1890年)、戯曲『サロメ』(1891年)、『ウィンダミア卿夫人の扇』(1892年)、『真面目が肝心』(1895年)を執筆。