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Nando López

Nando López

ナンド‧ロペス

1977年バルセロナに生まれ、間もなくマドリードへ引っ越す。19歳で初めての小説In(h)armónicos(不調和な人たち、若き才能賞受賞)を出版、同年に劇団「アルマンドは+くを呼ばない」を立ち上げて初期の脚本を上演した。文献学の博士号を持ち、現在は教職、小説家、劇作家といくつもの顔を持つ。La edad de la ira(憤怒の年代)で2010年度のナダル賞最終候補。小説の代表作にLas vidas que inventamos(でっち上げた人生)、La inmortalidad del cangrejo(カニの不滅)、また若い読者に大好評のYA作品にEl reino de las Tres Lunas(3つの月の王国)や本書Los nombres del fuego(火の名前)がある。劇作家としてはスペインだけでなく諸外国でも劇を上演し、戯曲を発表している。

今日だれかが死に、その責任はぼくにある。だけど、どうってことない。そうだろう? その前にいろんなことがあった。最初、ぼくは鏡の前にいた。ぼくが本当の名前を選んだ夏。すべてを、全員をなきものにすると決めた中学のあの学年。ぼくが選ばれたキャスティング。ドラマの成功。フォロワー。手首に見つけたタトゥー。殺人の夜。そしてぼくは、自分の真実を知ってほしい。どうしてあのことが起きたのか。これはぼくのバージョンだ。

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児童書・YA

エリックのバージョン

La versión de Eric

ナンド‧ロペス

Nando López
Fundación Santa María - Ediciones SM

1950年1月14日、アスンは才能というよりも図々しさを武器にコプラを歌っているタブラオへ出向いた。その夜、人生を一変させる人と出会うなど知る由もない。その人物とはアテネオ図書館の司書サントスで、文化的な繋がりや大学生との交流を通して反フランコ派レジスタンスに協力していた。このふたりの間に、外見はごくありふれたものだが、実は非常に特殊な関係が生まれる。サントスはアスンに文学を通した自由と変革の可能性について教え、彼女は見せかけの婚約関係で彼の隠れ蓑になった。サントスにとってこの関係は、1954年に発令された新たな浮浪者取締法によって迫害される同性愛者のひとりとならないために必要不可欠なものとなる。登場人物たちの感動的な人生と入念な歴史の調査によって、これまで必ずしも詳細に語られてこなかった時代を見せてくれる小説。

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文学

選ばれし者た

Los Elegidos

ナンド‧ロペス

Nando López
Dos Passos Agencia Literaria