マックス(本名フランセスク・カプダビラ、1956年バルセロナ生まれ)は、サン・ジョルディ美術学校在学中から、バルセロナで起こったアングラ運動の機運の中でコミックを手がけ始める。1979年から「エル・ビボラ誌」で連載を始め、ほとんどのコマ漫画作品をこの雑誌で発表、スペインを代表するコミック作家となる。1999年に米国でイグナッツ賞、2000年にバルセロナ国際コミックサロングランプリを受賞。2007年にはBardín el superrealista(シュールレアリスト、バルディン)で、文科省の国民コミック賞を受賞し、受賞作は6カ国語に翻訳される。2011年にはセルバンテス文化センター主催でこれまでの作品を集めた展覧会、パノプティカが開催され、これまでにバレンシア、マドリード、メキシコ、ブラジルを巡回した。