マルコス・チコットは1971年マドリード生まれ。臨床心理学、経済学、労働心理学の学士号取得。2007年結婚してふたりの子どもルシア(2009年生まれ)とダニエル(2012年生まれ)の父親。プラネタ賞、マックス・アウブ賞、フアン・パブロ・フォルネール賞、バダホス市賞各賞の最終候補になった。また、国際ロータリー小説賞、フランシスコ・ウンブラル小説賞を受賞。El asesinato de Pitágoras(ピタゴラスの殺人)のための考証と執筆に3年近くをかけ、「生涯最高の小説」の手ごたえを感じている。この深い考証によって、まるで古代ギリシャ、カルタゴ、そして洗練された市民が住んでいたが消滅してしまった都市シバリスを旅しているような感覚にさせる雰囲気を創り上げている。