1980年代末に地中海沿岸の町で生まれた。小さい頃から、家の中の小さな物に目をとめ、自分が身長数センチしかなかったらどんなふうだろうと想像してきたが、形は変えられないので、お話を書くことにした。現在、1匹のハリネズミと2匹の亀、自分はネコだと思っている1匹の犬と共に山の中の一軒家で暮らし、読書をしたり執筆したりジュースを飲んだりして、大半の時間を過ごしている。これは秘密でも何でもないけど、「追跡隊」だけには見せたくない。本書は初めて出版した小説。