マヌエル・マルソル(1984年マドリード生まれ)は、現代ヨーロッパで最も注目されているイラストレーターのひとり。本書のイラストレーションで、ボローニャブックフェアとSM財団によるボローニャSM出版賞を受賞した。2012年に児童イラストレーションを大学院で学び、2014年にはじめての絵本『エイハブ船長と白いクジラ』(ワールドライブラリー、美馬しょうこ訳)で2014年にエデルビーベス国際絵本賞を受賞。第5回イベロアメリカイラストレーションカタログの最優秀賞を受賞、ボローニャ絵本原画展に2回選出された。カルメン・チカ(1985年ムルシア生まれ)は、大学で広告宣伝を学び、広告クリエイティブを専攻した。レオ・ブルネット広告会社等の広告代理店でコピーライターとして働いてきた。2014年にマドリードのライターズスクールで児童文学の勉強を始め、現在は広告クリエイティブの仕事とともに、文学創作に取り組む。