Maite Carranza
マイテ‧カランサ
大学で人類学を学び、文学教師、番組作家として働く。YA文学で2010年批評家賞、2011年国民文学賞児童‧YA部門、2014年セルバンテス‧チコ賞をはじめとする多くの賞を受賞。代表作は25か国語以上に翻訳されたファンタジー3部作 La guerra de las brujas(魔女たちの戦い)と、数々の賞を受けたミステリーPalabras envenenadas(毒された言葉)。
はるか昔から、魔女オマールの一族は、血に飢えた魔女オディッシュの一族から隠れて暮らし、預言者によって選ばれし者の到来を待ち望んでいた。今、星はその時が近いことを告げている。14年間ピレネーの山奥の村で、一族の女性たちにまつわる秘密を知らないで育ってきたアナイードは、母親である赤毛のセレーネが姿を消したとき、身も凍る信じがたい真実とむきあい、危険と発見に満ちた道を歩みだす。
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児童書・YA
魔女たちの戦い(完全版)
La guerra de las brujas
マイテ‧カランサ
Maite Carranza
EDEBÉ - Ediciones Don Bosco
ローラは将来有望な小児科医、39歳。恋人と別れたばかりだ。母親願望によって、最近自分の人生の意味に疑問を持ち始めている。診療で、ガンビア人で彼女より若く4人の子持ちのアミナタに会う。移民で、専業主婦。読み書きはできないが、観察眼のある誇りに溢れた女性で、自分が教えられてきた主義や伝統に疑問を持ち始めている。多分それは長女ビンタとのとげとげした言い争いが原因かもしれない。思春期で、反抗的で闘争心の強い少女ビンタはスペインで育ち、女性を永久に従順な立場に縛り付けている自分の家族の文化を拒否している。ビンタは優秀な生徒で、タブーを破り、大学に行くことを夢見、困ったことに白人の少年に恋してしまう。3人の女性、彼女たちの戦い、彼女たちがあきらめたものと手にしたもの。
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文学
バオバブの実
El fruto del Baobab
マイテ‧カランサ
Maite Carranza
Pontas Literary & Film Agency
1938年、バルエロ。13歳のミゲルは、共和派の鉱夫である父親が前線で死んだと信じていた。突然、父親がオビエド近郊の捕虜収容所にいるという知らせが届く。母親は息子に父親を家に連れて帰ってくるよう懇願し、少年は愛犬グレタを連れて父親を探しに旅立つ。ミゲルは何百キロメートルもの道のりを歩き、狼や脱走兵のいる山々を越え、食べ物を盗み、市民警備隊から逃げ、恋に落ち、すべてを失った人々と出会い、大人になり、そして戦争とは何かを自分の目で見ることになる。
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