ラウラ・ガジェゴはスペインの児童・YA文学界で栄えある地位を占めている。バレンシア大学でスペイン語文献学の博士号を取得している彼女が創作を始めたのはわずか11歳のときだった。デビュー作の『この世のおわり』(邦訳:偕成社)でバルコ・デ・バポール賞を受賞、3年後に再び『漂泊の王の伝説』(邦訳:偕成社)で同賞を受ける。童話のほか、国民児童文学賞を受賞した『Donde los árboles cantan(木々が歌う場所)』や絶大な人気を誇る3部作『Memorias de Idhún(イドゥウン年代記)』など、これまでに30冊の小説を上梓している。2011年、全業績に対してセルバンテス・チコ賞が贈られた。彼女の小説はスペイン国内だけで300万部を売り上げ、17言語に翻訳されている。 ※当サイトでこれまで紹介した3作品http://www.newspanishbooks.jp/author-jp/rauragaziego-0