フリオ・セサル・カノ(1965年、バルセロナのカパリャダス生まれ)は音楽に目覚めるまで家業に従事していた。数年間音楽グループのマネージャー及びミュージシャンとして活動。現在は広告業界で働く傍ら執筆している。作家としては食と旅に関するエッセイや記事、小説や短編でよく知られ、Cocina, carretera y manta (料理、街道と毛布)やHojas del otoño(秋の木の葉)などの著書がある。Asesinato en la plaza de la Farola(ファローラ広場の殺人)で始まるモンフォルト警部シリーズの、本書は第2弾。著者が家族と住むカステリョンのラ・ポブラ・トゥルネザが、このシリーズの舞台となっている。