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Juan Ramón Barat

Juan Ramón Barat

フアン‧ラモン‧バラット

1959年、バレンシア生まれ。あらゆるジャンルの文学を手掛け、様々な賞を獲得。詩人、脚本家、物語作家として評価されている。散文の代表作に、スペイン王位継承戦争時代を描いた『1707, el sueño perdido(1707、失われた夢)』と中世後期を舞台にした『Jaime I el rey templario(ハイメ1世、テンプル騎士団の王)』の歴史小説がある。『Infierno de neón(ネオンの地獄)』ではサラマンカ市国際賞を受賞。2014年には若い読者が選ぶアチェ賞(最優秀ヤングアダルト小説)を『Deja en paz a los muertos(死者に手を出すな)』(GRUPO EDITORIAL BRUÑO、2015-当サイト2016年紹介作品)で受賞。続編の『La sepultura 142(142番墓地)』、『Llueve sobre mi lápida(わたしの墓碑に雨が降る)』、

『La noche de las gárgolas(ガーゴイルの夜)』はいずれもパラレロ‧セロ‧シリーズで出版されている。

家族で休暇を過ごすため、海沿いの小さな村に出かけた少年ダニエル・ビリェナ。そこで神出鬼没の奇妙な若者と接触を持つ。彼はダニエルの夢のなかに入り込み、夢を悪夢そのものに変えてしまう力を持っていた。ある日ダニエルは差出人不明の手紙を受け取る。それは13語から成る警告の手紙だった。「死者に手を出すな。さもなければ、おまえもすぐにその仲間入りだ」そのときからダニエルは、死体や謎の人物や不可解なできごとがうずまく物語のなかに放り込まれる。そこでは、見かけ通りのものは何もない。

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Juan Ramón Barat著『Deja en paz a los muertos』の表紙
文学

死者に手を出すな

Deja en paz a los muertos

フアン‧ラモン‧バラット

Juan Ramón Barat
Grupo Editorial Bruño

大きな街の近くに、今にも崩れそうな大邸宅、黒バラ館が建っていた。どうやらだれも住んでいないようだ。ぶきみな木の茂った森、黒い彫像、秘密の地下室、古い時代の追憶が、館全体を密室めいた雰囲気で包み込んでいる。ある夜、15歳のセルヒオとクララは偶然、この闇の王国へと入りこむ。謎めいた豪邸の内部に、ふたりの運命がひそんでいるのは疑いようがなかった。

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Juan Ramón Barat著『Clara en la oscuridad』の表紙
文学

暗闇のなかのクララ

Clara en la oscuridad

フアン‧ラモン‧バラット

Juan Ramón Barat
Grupo Editorial Bruño

15歳のアンドレスは少し前に父フェルナンドを亡くした。フェルナンドは尊敬された警察署長だったが、ビルマニア・ホテルのプールで睡眠薬の過剰摂取で死亡しているのが発見された。自殺に思われた。だが、腑に落ちない点もある。フェルナンドは楽天家で幸せに過ごしていたのに、なぜ自ら命を絶つ必要があるのか? アンドレスは偶然、父の古いパソコンの中に謎のファイルを見つける。その瞬間から、物語は全く逆の方向へ進み始める。アンドレスはどんなことでも起こりうる怪しく危険な世界に立ち向かわざるを得なくなる。

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Juan Ramón Barat著『La Perla de Sanzio』の表紙
児童書・YA

サンツィオの『ラ‧ペルラ(真珠)』

La Perla de Sanzio

フアン‧ラモン‧バラット

Juan Ramón Barat
Grupo Editorial Bruño

ダニエルはジャーナリズム学科の3年生になったが相変わらずアリシアとの関係や予知能力は続いていた。今回予知したのはメキシコで起きる若者の不思議な死。大学教授が歴史の研究調査のためダニエルにメキシコ行きを提案したことから話の糸が絡まっていく。メキシコに着いたダニエルはまたもや不思議な出来事を体験する。それはアステカ文明の壮大なピラミッドの影に隠れて行われる先祖代々の黒儀式に関わることだった

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Juan Ramón Barat著『La cripta negra』の表紙
文学

黒い地下納骨堂

La cripta negra

フアン‧ラモン‧バラット

Juan Ramón Barat
Grupo Editorial Bruño

16歳の少年サムエルが主人公の探偵小説。サムエルは家族の事情で、探偵事務所を経営している叔父のフアン・ドミンゴのもとに一時的に身を寄せ、叔父の新しい事件に協力することになる。ふたりで一緒に捜査するうちに、ラ・マンチャのワイン醸造家が高価な宝石〈ポリュペモスの目〉を盗まれたことを発端とする、張り巡らされた陰謀に気付く。事件にかかわりがあると見られるのはダミアン・ロメロという行方不明者とその同僚たち、古美術商、宝石商、骨董品を集める女性とその甥。捜査に明け暮れるなかで、サムエルはアイスクリーム店で働く同い年の少女アンドレアに恋をする。次第にサムエルは叔父を慕うようになり、ふたりは特別な絆を築く。

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児童書・YA

ポリュKモスの目

El Ojo de Polifemo

フアン‧ラモン‧バラット

Juan Ramón Barat
Grupo Editorial Bruño