ホセ・ソト=チカは職業軍人でボスニア・ヘルツェゴヴィナに国連の平和部隊(国際連合保護軍、UMPROFOR)として派遣されていた。爆発物による事故で片足を失い、盲目になったことで、人生の転換を図り、本当に興味があった歴史の道に進む。現在は中世史の博士号を持ち、准教授として教鞭を執るほか、ビザンチン、ネオギリシャ及びキプロス研究センターで調査・研究に勤しむ。著書にモノグラフ『Bizancio y los sasánidas(ビザンティオンとサーサーン王朝)』(2012)、『Bizancio y la Persia sasánida: dos imperios frente a frente(ビザンティオンとサーサーン朝ペルシャ:対峙するふたつの帝国)』(2015)、『Imperios y bárbaros. La guerra en la Edad Oscura(帝国とバルバロス。暗黒時代の戦争)』(Despertaferro、2019)、『Los visigodos. Hijos de un dios furioso(西ゴート王国。凶暴な神の子どもたち)』(Despertaferro、2020)など。また共著者として『La Didascalia de Jacob(ヤコブの戒規)』の編纂、翻訳、調査に携わった。