1964年マラガ生まれ。詩人として長く活動し、2016年に最初の小説『Una casa en Bleturge(ブレトゥルヘの家)』でカフェ・ヒホン賞を受賞した。主な詩集に『Los días felices(幸福な日々)』(第1回レオン・フェリペ詩歌賞受賞) 、『Pan comido(食べられたパン)』『Hojas secas mojadas(濡れた枯れ葉)』『Cahier(カイエ)』『De otra vida(別の人生)』『Lo seco(かわいたもの)』がある。また、幸福にならねばならないという義務感にとらわれた社会で生きていく意味を問うた、過酷だがリリックな物語『Diario del asco(吐き気の日記)』は、批評家から好評を得た。すばらしい二つ折りの画像をなす『脇役』と『吐き気の日記』は、イサベル・ボノがスペイン文学において非常に個性的な声を持つ作家のひとりであることを決定づけた。