ビクトル・デル・アルボル(1968年、バルセロナ生まれ)は小説家で、主な著書と評価は次の通り。『El peso de los muertos(死者の重み)』2006年ティフロス・デ・ノベーラ賞受賞、『終焉の日』(東京創元社、2019)2012年ポラール・ヨーロペアン受賞、『Respirar por la herida(傷から息をする)』2014年ボーヌフェスティバル外国語小説部門最終選考作品、『Un millón de gotas(百万の雫)』2015年犯罪小説大賞受賞作、またアメリカのパブリッシャーウィークリー誌では2021年傑作小説のひとつに選出されている。『La víspera de casi todo(ほぼすべての前夜)』2016年ナダル賞受賞、『Por encima de la lluvia(雨の上)』(2017)、『Antes de los años terribles(悲惨な時代の前)』(2019)、『El hijo del padre(あの父の息子)』(2021)。著者の小説は多くの言語に翻訳されており、特にフランスでは高く評価され、2018年には芸術文化勲章シュヴァリエを授与された。