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Francisco Aguilera

Francisco Aguilera

フランシスコ‧アIレラ

1974年、チリのサンティアゴ生まれ。幼少期は、サンティアゴからち1うど29キロの田舎町マリョコで動物、果樹、空想上の友達に囲まれて過ごす。孤独な少年だったが、ほとんどその自覚はなかった。ティーンエイジャーになってから首都サンティアゴに戻り、フランス人神父たちの運営する学校で中等教育を修了。そこから、キリスト教芸術に対しある種の恐怖を抱くようになる。サンティアゴでは、チリ大学で、学士(社会人類学)の学位取得。25歳でパリに旅行し、現在もパリで暮らす。人類学者としては、チリ北部の先住民の村で短期間働いた。フランスでは語学教師、翻訳者、調査員、書店員として働いた。フライ‧ルイス‧デ‧レオン小説賞2008を受賞した著者の小説『Sin Norte(目標を失っ て)』は、スペインとチリで出版。

本作は、端的にいえば証言集だ。4人の証言者、ウェイター、警察官、新兵、消防士が、1973年9月11日のあの朝をどのように生き、何をしたのかを語る。これに先立つ6月にクーデター未遂があったが、この日、チリ軍部はサルバドール・アジェンデ大統領率いる人民連合政府の政権を、容赦なき暴力ではく奪。本書では、読者には具体的に示されることのない、質問に回答する形式で4つの話が、あのクーデターと時と場所を同じくし、大統領官邸モネダ宮殿を中心に展開する。登場人物のひとりはまさにその宮殿内にいたし、他の3人もすぐ近くにいた。この巧妙な手法によって、著者は、南半球の冬の終わりのあの朝、チリのサンティアゴで起きたことを、ほとんど分刻みで追体験できるように読者をリードしてゆく。非常に明快で巧みな筆致が、この本を類まれな作品に仕上げた。

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Francisco Aguilera著『La Moneda, 11 de septiembre』の表紙
文学

チリ大統領官邸モネダ宮殿、9月11日

La Moneda, 11 de septiembre

フランシスコ‧アIレラ

Francisco Aguilera
Drácena Ediciones
Francisco Aguilera著『La Moneda, 11 de septiembre』の表紙
文学

チリ大統領官邸モネダ宮殿、9月11日

La Moneda, 11 de septiembre

フランシスコ‧アIレラ

Francisco Aguilera
Drácena Ediciones
Francisco Aguilera著『La Moneda, 11 de septiembre』の表紙
文学

チリ大統領官邸モネダ宮殿、9月11日

La Moneda, 11 de septiembre

フランシスコ‧アIレラ

Francisco Aguilera
Drácena Ediciones