映画監督と脚本のキャリア以上に、ダビド・トゥルエバは小説家としての軌跡で、国内外の読者を常に魅了してきた。作品はすでに数か国語に翻訳されている。『Abierto toda la noche(夜通し営業)』 (1995)、現在まで20刷以上を重ねるロングセラー『Cuatro Amigos(4人の友達)』 (1999)、批評家賞最優秀小説賞を受賞し、フランスのメディシス賞の最終候補となった『Saber Perder(潔い敗北)』(2008) 、『Blitz(ブリッツ)』(2015)、『Tierra de campos(草原の地)』(2017、本サイト2018年紹介作品 http://www.newspanishbooks.jp/book-jp/tierra-de-campos)、そして最新作の本書まで、小説はすべてアナグラマ社から刊行されている。