セルソ・カストロ(ア・コルニャ生まれ)は、1995年にm・デベンガンサというペンネームで最初の小説De las cornisas (軒蛇腹について)を出版した。その後Dos noches(二夜、2001)、El cerco de beatrice(ベアトリーチェの包囲、Ediciones del Viento、2007)、El afinador de habitaciones(部屋の調律師)、Astillas(木屑)を発表。最後の2作はリブロス・デル・シレンシオ社刊。どの作品においても大文字を用いないのが特徴で、それが独特の美観をもたらし、語り口に紛れもない催眠効果を与えている。