Carmen Gil
カルメン‧ヒル
1962年9月29日カディス県ラ‧リネア‧デ‧ラ‧コンセプシオン生まれ。ウエルバ県サン‧ブラス‧デ‧アラセナ高校の文学教師。2003年から作品を出版し、それ以来、90以上の作品を送り出してきた。その多くはスペイン語圏以外の様々な言語に翻訳されている。児童文学を専門とし、幼児への教育や文化のアニマシオンとともに、演劇、人形劇、読み聞かせ、ダンスのワークショップなどのプロジェクトを実施。小学校で詩のクラスを担当したり、保護者や教員向けに読書のアニマシオンに関する講演を行ったり、様々な機関(インスティトゥート‧セルバンテス、アンダルシア文芸センター、自治政府、大学など)と協力し、講演活動や読者との会合を行ったりしている。2011年には、読書のアニマシオンへの貢献を評価され、アンダルシア評議会より教育分野での功績に対する金メダルを授与された。
遠くのある町では、マーガレット畑や雲のない空よりも大きな不思議がある。それは、昼も夜も、夏も冬も、一年365日、うるう年には366日、ルーカスの顔に浮かんでいるほほえみだ。世界中から科学者たちがやってきて調べるが、そのほほえみの理由がわからない。ルーカス本人にもわからない。彼はただ日々を楽しんでいるだけなのだ。でも一日の中で、彼のほほえみが特別な輝きを放つときがある。クマの鳴き声のようにぶつぶつしゃべる気難しい老人が、住んでいる青い家から出てくるときだ。ルーカスが老人と共に過ごす時間、ふたりの間に醸し出される幸せな、あたたかい空気は、気難しい老人の心にまでたどり着けるルーカスの能力を示している。面白さと愛を組み合わせた新鮮なストーリーは読者に、人生における大切なことを考えさせてくれる。
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児童書・YA
ルーカスのほほえみの不思議
El misterio de la sonrisa de Lucas
カルメン‧ヒル
Carmen Gil
Triqueta Verde
アルファベット文字の1つ1つにまつわる29のお話をまとめたもので、読み書きを学んでいる子どもたちがそれぞれの文字の書き方や音について学べるように工夫している。各話では一つひとつの文字が主人公になっており、テキストはカリグラフィーの美しい文字で書かれている。
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