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Blanca Busquets

Blanca Busquets

ブランカ‧ブスケッツ

Blanca Busquets ブランカ‧ブスケッツ

ブランカ‧ブスケッツ=イ=オリウ(1961年バルセロナ生まれ)は作家、脚本家でカタルーニャ文献学者。著述は彼女の人生に大きな影響を与えた。12歳で初めて物語を書いて以来、ものを書くことが彼女の人生の中心になった。これまでに出版した小説には『Presó de neu(雪の牢獄)』(Proa、2003)、出版社Rosa dels vents の『El jersey(セーター)』

(2006)、『Tren a Puigcerdà(プッチェルダーの列車)』(2007)、Grijalbo社からスペイン語版が出版された『A saber dónde está el cierlo(空がどこにあるか知るために)』(2009)、『La nevada del cuco(カッコウの雪)』(2010)、『La casa del silencio(沈黙の家)』、『Palabras a medias(中途半端な言葉)』(2014)がある。その後再びProa…

La casa del silenci(沈黙の家)は女性、クラシック音楽、バイオリンをめぐる小説。ベルリンでのあるコンサート中に物語は展開する。コンサートが今しも始まろうとしている。はりつめた空気。観客の中にいる老女の存在にオーケストラのメンバー何人かが落ち着かなくなる。彼女は何者か? 彼女との関係は何か? たくさんの物語がひとつになった小説。持ち主の手を離れ人手に渡った1台のバイオリン。亡命生活を余儀なくされたオーケストラ指揮者。家族を引き裂いた戦争。金持ちの男と女中の間の情熱的な恋愛関係。20世紀、スペインとドイツを舞台に展開する家族の物語で、音楽が常に物語を彩る。いろんな角度からの視点と様々な声で語られ、著者の文体は温かみがあり、読者に寄り添い、直接的で、繊細さに満ちている。

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Blanca Busquets著『La casa del silenci』の表紙
文学

沈黙の家

La casa del silenci

ブランカ‧ブスケッツ

Blanca Busquets
Pontas Literary & Film Agency

シントはこの日曜日に100歳の誕生日を迎える。週末の間家族全員と一緒に過ごすことになっていた。長い年月をかけて、シントは家族にすべての星と星座を教えた。彼がその名前を覚えたのは内戦の時だった。少年動員部隊に所属していた頃、記憶に残る特別な星と出会った。もちろん息子のキムも、孫のパウラやラモンも、それぞれの戦いがあった。それは誰にでもあることだが、彼らの戦いは恐らく他よりもっと危険だったのかもしれない。いずれにしても、彼らは少しの間バスクで暮らした。そして彼らの愛の物語は危ういもので大変な結果をもたらす。しかし、何があっても彼らは毎晩星を眺める。なぜなら星は4世代の家族を繋ぐ絆だから。

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文学

星座

Constel·lacions

ブランカ‧ブスケッツ

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