ベアトリス・エステバン=ブラウは1997年冬にバレンシアで⽣まれ、⽂字と物語に囲まれて育つ。現在、バレンシア⼤学で⼼理学を学ぶ傍ら、作家としても活動し、⾼校や⼤学で⽂学や⼼の健康についての講演も⾏う。最初の⼩説、Seré frágil(壊れやすい私、プラネタ社、2017年)は2015年のジョルディ・シエラ・イ・ファブラ⽂学賞の最終選考作品。2018年にはトリスケル社から出版された短編Niña caducada(期限切れの⼥の⼦)が第2回リプレイ・SFホラー賞受賞。最新作である本書は戦後のフランスが舞台で、赦しとレジリエンスがテーマ。