著者は2005年から2010年までマドリードのイラストレーター作家協会(APIM)と協働。同協会の代表として2008年のラサリーリョ賞審査員を務めた。2008年、2009年には第32回、33回のマドリード児童書サロンでイラストレーター展を企画。その後、数年間イラストの世界から離れた後、再びスケッチブックを手にして、自分の感じたことを熱心にかきとめるようになり、そうして生まれたのが本書。ベアは自らが信じることをまっすぐに表現し、頭の中はいつもアイデアでいっぱい。そしてそれを、言葉かイラストを通して、あるいはこの物語のようにその両方をつかって、みんなと分かち合うのが好きだ。日頃は自分のことを水の外にいる魚のように感じているが、小さい頃からずっと水のそばにいることを必要としている。