1988年より中東のことを報じてきたジャーナリストで作家。ベルリンの壁崩壊及び1990年8月のサダム・フセインによるクウェート侵略の際には、スペイン国営放送局TVEの特派員として現地入りした。これをきっかけにイラク戦争、ボスニア紛争など、国際政治の熱いテーマを追うようになる。なかでも特に力を入れているのが、最近の紛争の過激化と、それに直結した結果としての大量移民、国境線の変化、連帯の不在、不寛容など、現在私たちが直面している問題である。スペインや諸外国において多くの受賞歴あり。最近では2011年にコリエーレ・デラ・セラ紙マリア・グラツィア・クトゥリ賞、2015年に国連記者協会賞(UNCA)を受賞。本書は5冊目の著書。