アナ・マリア・マトゥーテ(文)は1925年バルセロナ生まれ。16歳のときに小説第一作『Pequeño teatro(人形芝居)』を執筆、1949年にはナダル賞のセミファイナリストになった。1996年、スペイン王立アカデミーの正会員に指名された。ヒスパニック・ソサエティ・オブ・アメリカ名誉会員、レオン大学名誉博士。国民文学者賞(2007年)、サン・ジョルディ十字勲章(2009年)、ミゲル・デ・セルバンテス賞(2010年)など、栄えある賞に輝いている。
エレナ・オドリオゾーラ(絵)は1967年サンセバスティアン生まれ。繊細でアンティミスムの描線は、柔らかく控えめな色調と相まって、技術的にも観念的にも、この素晴らしい造形的提案における支配的な特徴として精緻と上品さが際立つ一連の情景を有効に表現している。2015年、スペイン文化省が授与する国民イラスト賞を受賞。
エレナ・オドリオゾーラの当サイト2015年紹介作品『古典物語集』 http://www.newspanishbooks.jp/book-jp/cuentos-clasicos