公的分野での仕事と両立させながら、最大の趣味である執筆にとりくむナバラ出身の作家。幼少期より余暇の時間の大半を読書が占めてきた。好きな作家はイサベル・アジェンデ、アルムデナ・グランデス、ガルシア=マルケス、カルロス・ルイス=サフォン。最初の小説『Búscame(私を探して)』では、誰から依頼されたわけでもなく独学で、登場人物や状況やストーリーを作りあげ、小説を構想するために作家が直面する、解決すべき挑戦へとひきずりこまれた。家族や友人に贈ろうという、無欲な小部数の出版だったが、何度も重版することとなった。『El regreso(帰還)』、『Todos los soles robados(奪われたすべての太陽)』、本書『El largo sueño de tu nombre(きみの名前の長い夢)』、『La sombra que habita en tus ojos(あなたの目に宿る影)』、『El llanto de las amapolas(アマポーラの涙)』など、その後発表した小説はみな、故郷のナバラ地方を舞台に、その歴史的記憶に基づいて書かれている。